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講座詳細

死は、誰も避けて通ることができません。しかし、死は、別れだけでなく、愛や美や永遠の経験でもある。そうした生と死の経験の不思議を真の意味で美しく、「美(かな)しい」言葉とコトバで描き出した名作です。
人生の大事は、未来にあるのではなく、すでに生きられた人生に潜んでもいる、そうしたことを教えてくれる物語でもあります。 (講師:若松英輔)

【講座時間】約180分(約45分×4)
【テキスト】宮澤賢治『銀河鉄道の夜』(新潮文庫)
【受講料】
11,000円
→9,900円(税込)※書くワーク、質問が含まれています。

時は美しいものです。しかし、私たちはその美しさを十分に感じることができないまま、忙しい毎日を送っています。それだけではありません。私たちは、時を美しくすることすらできるように思います。
目には見えない時、しかし、私たちは「時の流れ」などという言葉も用います。詩を書くとは、こうした不可視な実在との関係を深めることなのかもしれません。(講師:若松英輔)

【講座時間】約90分(約45分×2)
【テキスト】若松英輔『美しいとき』(亜紀書房)
【受講料】
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
詩を読むとはそうした「響き」に出会うことですし、詩を「書く」とはそうした「響き」を自己の内面に見つけようとすることにほかなりません。茨木のり子の詩は、そうした言葉にならない詩の秘密を私たちに教えてくれます。
今回の講座では5回にわたって、茨木のり子の生涯を詩と共に味わってみたいと考えています。 「魂」「土地」「季節」「自分」「時代」「聖者」「愛」など彼女が歌った主題は、私たちの生活と人生とも深く、強く共鳴するものになると思います。 (講師:若松英輔)
※各回テキストが違いますので、お好きな回からご受講頂けます。

【講座時間】約90分(約45分×2)
【受講料】
★全5回まとめて
・書くワーク付き
30,250円
→<15%オフ>25,713円(税込)・書くワークなし
22,000円
→<15%オフ>18,700円(税込)
【テキスト】茨木のり子『言の葉』1(ちくま文庫)
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
【テキスト】茨木のり子『言の葉』2(ちくま文庫)
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
【テキスト】茨木のり子『言の葉』3(ちくま文庫)
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
【テキスト】『茨木のり子詩集』(岩波文庫)
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
【テキスト】茨木のり子『ハングルへの旅』(朝日文庫)
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
この本を読むことで、遠藤がどのようなイエス像を胸に抱いていたかだけでなく、人それぞれの心には、誰かにあてがわれたイエスではなく、それぞれの人生だからこそ見えてくるイエスの姿があってよい、ということも考えてみたいと思います。(講師:若松英輔)

【講座時間】約180分(約45分×4)
【テキスト】遠藤周作『私のイエス―日本人のための聖書入門』(ノン・ポシェット祥伝社)
【受講料】
11,000円
→9,900円(税込)※書くワーク、質問が含まれています。

この本の魅力は、光の当たらない人々とイエスとのまじわりを描き出しているだけではありません。ところどころで遠藤は、自分の人生の深いところにあって、自らを支え続けている出来事を語り始めます。
苦しみ、悲しむとき、人は自分の知らないところで、自らの生を深めている。そんな作家のつぶやきが聞こえてくる一冊なのです。
この一冊を読み解くことで、真に人生を変える出来事と、私たちはどのように出会うのか、そうした出会いの秘義を皆さんと感じ直してみたいと思います。(講師:若松英輔)
【講座時間】約180分(約45分×4)
【テキスト】遠藤周作『聖書のなかの女性たち』(講談社文庫)
【受講料】
11,000円
→9,900円(税込)※書くワーク、質問が含まれています。

コルシア書店は1970年代はじめまでミラノに実在した書店であり、小さな出版社でもありました。ここが須賀敦子のイタリアの本拠地でした。そこで彼女は真の仲間と出会い、信仰とも出会い直し、そして、人生の伴侶とめぐり会いました。
この本は、愛すべき人たちの記録であるだけでなく、物語の姿をした彼女の精神的自伝でもあります。人生を深みで支えてくれているものに人はいつ、どのように出会い、そして、それを認識するのか。彼女の言葉と対話しながら、考え直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【講座時間】約90分(約45分×2)
【テキスト】『須賀敦子全集 第1巻』(河出文庫)
【受講料】
★全4回まとめて
・書くワーク付き
24,200円
→<15%オフ>20,570円(税込)・書くワークなし
17,600円
→<15%オフ>14,960円(税込)●第1回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第2回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第3回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第4回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
ここに集められた文章を読むと、彼女のなかで、信仰がいかに深く、また重い意味をもって生きていたかが分かります。また、この時期の作品を読むことは、のちの作家としての彼女の文学の基盤を確かめることにもなります。
あふれるほどの熱意をもってつむがれた若き須賀敦子の文章を読むことで、私たちのなかにある内なる炎を見つめ直してみたいと思います。 (講師:若松英輔)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【テキスト】『須賀敦子全集 第8巻』(河出文庫)
【受講料】
●第1回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第2回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
【講座時間】約180分(約45分×4)
【受講料】
★全3回まとめて
33,000円
→<12%オフ>29,040円(税込)
11,000円
→9,900円(税込)【テキスト】小林秀雄『考えるヒント』『考えるヒント2』(ともに文春文庫)
※『考えるヒント』に収められた短編のエッセイ連作「四季」(p.168以降)と『考えるヒント2』に収められた講演録「常識について」を中心に行います。

11,000円
→9,900円(税込)【テキスト】小林秀雄『考えるヒント2』(文春文庫)
※「学問」「徂徠」「天という言葉」など、江戸時代の儒学者、国学者の言葉を読む小林秀雄の眼に導かれながら、日本の哲学の源泉にふれてみたいと思います。

11,000円
→9,900円(税込)【テキスト】小林秀雄『考えるヒント2』(文春文庫)
※今回は、講演録「常識について」を読み解き、江戸時代の儒者伊藤仁斎、荻生徂徠などにもふれながら、 「読む」「考える」あるいは「直観する」ということの深みを考えてみたいと思います。
※書くワーク、質問が含まれています。

池田晶子にとって哲学とは、万人にすでに宿っている叡知の目覚めそのものを意味していました。哲学史を学ばなくても、あるいは特定の哲学者についての知識がなくても、人は誰もが哲学に向かって開かれていると信じたのです。
人は、どう生きるかよりも先に、生きるとは何かを考えなくてはならない。言葉をめぐっても同じことがいえます。言葉をどう用いるのかではなく、まず、言葉とは何かを考えるのが先だというのです。
池田晶子の主著というべき一冊をめぐって、生きていくうえでかけがえのないことのいくつかを、じっくり皆さんと考えてみたいと思います。 (講師:若松英輔)
【講座時間】約180分(約45分×4)
【テキスト】池田晶子『14歳からの哲学』(トランスビュー)
【受講料】
11,000円
→9,900円(税込)※書くワーク、質問が含まれています。

詩と信仰と哲学、それは「感じること」「信じること」「考えること」だと言い換えることもできるかもしれません。 今回の講座では、この三つの「動詞」が一つになる場所はどこかを皆さんと一緒に考えてみたいと思います。 (講師:若松英輔)

【講座時間】約180分(約45分×4)
【テキスト】シモーヌ・ヴェーユ『重力と恩寵』(田辺保訳・ちくま学芸文庫)
【受講料】
9,200円
→8,280円(税込)※書くワーク、質問はございません。

ティク・ナット・ハンは、仏教の信仰が深まるとは、キリスト教だけでなく、他の宗教への敬意が深まることにほかならないと語ります。そして自己の霊性を掘ることは、そのまま普遍的な地平へとつながるというのです。
この世には多くの宗教があります。その根源には何があるのか。人間を超えた存在は、そこからどんな言葉/コトバを私たちに発しているのか。この名著との対話のなかで、皆さんと一緒に考え直してみたいと思います。(講師:若松英輔)
【講座時間】約90分(約45分×2)
【テキスト】ティク・ナット・ハン『生けるブッダ、生けるキリスト』(池田久代訳・春秋社)
【受講料】
★全3回まとめて
・書くワーク付き
18,150円
→<12%オフ>15,972円(税込)・書くワークなし
13,200円
→<12%オフ>11,616円(税込)●第1回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第2回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第3回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
ドストエフスキーの代表作の一つ『カラマーゾフの兄弟』を読み深めてみたいと思います。神、自己、自由、愛、祈り、信仰、運命など、この本を読み解く「鍵語」は、いくつでも挙げられそうです。しかし重要なのは「わたしの『カラマーゾフの兄弟』」や「わたしのドストエフスキー」に出会い、私たちが、より私たち自身に近づくことにほかなりません。それは同時に他者との関係も新しくされることになるように思われます。
上中下を各4〜5回で、毎回およそ150ページを読み進めたいと思います。大切なのは「あらすじ」を理解することではなく、ドストエフスキーの言葉を扉にしながら存在の深みにふれることです。上巻の終わりには次のような一節があります。
「彼らは絶望しきってそう言うのだが、彼らの言ったことは神への冒涜になり、そのため彼らはいっそう不幸になるだろう。なぜなら、人間の本性は神への冒涜に堪えられずに、結局はいつも本性そのものが冒涜に対する復讐をするからなのだ。」(上巻、第五篇「大審問官」)
ほんとうにそう言えるのか、ドストエフスキーの言葉をそのまま受け止めるのではなく、それと対話しつつ、問題を深めていきたいと思います。
これまでドストエフスキーを読んだことのない人も、ぜひ、ご参加ください。一人では途中で諦めそうになることでも、仲間と読み進めることで、その先に行けるように思います。
(講師:若松英輔)
※今回は中巻のみの販売となります。
【テキスト】ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』中巻(原卓也訳、新潮文庫)
【受講料】
★全4回まとめて
・書くワーク付き
24,200円
→<15%オフ>20,570円(税込)・書くワークなし
17,600円
→<15%オフ>14,960円(税込)●第1回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第2回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第3回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)●第4回
・書くワーク付き
6,050円
→5,445円(税込)・書くワークなし
4,400円
→3,960円(税込)
そのなかでも、『四つの愛』は、「愛」という、誰でもが人生の中で直面する根本問題について深く掘り下げながら、「愛の宗教」であるキリスト教の核心に迫った名著です。この本は、二十世紀を代表する「愛」についての名著として、神学、哲学、文学の垣根を超えて多大な影響を及ぼし続けています。キリスト教の信仰の有無を問わず、「愛」の問題に関心のあるすべての人にとっての必読書です。
今回の講座では、この著作を一章ずつ丁寧に読み解きつつ、古代ギリシア以来の「愛」についても振り返りながら、現代に生きる私達にとっての「愛」の可能性について、深く掘り下げて皆さんと考えていきたいと思います。
長きにわたる友人でもある、若松さんとの対話も、楽しみにしています。

東京大学教授。1973年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は哲学・倫理学(西洋中世哲学・イスラーム哲学)、キリスト教学。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(岩波新書)でサントリー学芸賞受賞。著書に『キリスト教の核心をよむ』(NHK出版)、『世界は善に満ちている:トマス・アクィナス哲学講義』(新潮選書)、『トマス・アクィナス 肯定の哲学』(慶應義塾大学出版会)、『トマス・アクィナスにおける人格(ペルソナ)の存在論』(知泉書館)、『キリスト教講義』(文藝春秋、若松英輔との共著)がある。
※各回、講座内容は異なりますので、一回ずつでもお楽しみ頂けます。
【講座時間】約90分(約45分×2)
【テキスト】C.S.ルイス『四つの愛(C.S.ルイス宗教著作集 2)』(佐柳文雄訳、新教出版社)
【受講料】
★全6回まとめて
27,720円
→<15%オフ>23,562円(税込)●第1回
4,620円
→4,158円(税込)「序論」(若松との対談あり)※この回は、前半が山本先生の講義、後半は若松との対談となります。
ルイスが最初に取り上げるのは、「与える愛」と「求める愛」との区別です。他者から何かを求める愛はレベルの低い愛で、他者に何かを与えようとする愛こそが「愛」の名に値する、と私達はしばしば考えますが、ルイスはそれとは異なる観点を提示します。「求める愛」の大切さという意外な切り口の中に、様々な発見に満ちた本書の最初の魅力を見出しながら、『四つの愛』全体の導入となる話をしていきたいと思います。
●第2回
4,620円
→4,158円(税込)「人格性を持たないものに対する好みと愛」
第二章においてルイスが取り上げるのは、「人格性を持たないもの」に対する愛です。具体的には、「自然への愛」や「祖国への愛」です。「健全な祖国愛」と「悪魔的祖国愛」、自然に対する健全な愛と歪んだ自然崇拝とを区別するルイスの考えを丁寧に読み解きながら、私達の人生における重要な意味を明らかにしていきたいと思います。
●第3回
4,620円
→4,158円(税込)「愛着(Affection)」
第三章からいよいよ「四つの愛」についての本格的な話が始まります。その最初のものとして、ルイスは、「愛着」を取り上げます。「暖かな心地よき、安心感、一緒にいることからくる満足感」を意味する「愛着」は、母子関係において典型的に見出されますが、他の様々な領域においても見出されます。「四つの愛」すべての基盤となるものとして、「愛着」とはどのようなものかを丁寧に読み解いていきたいと思います。
●第4回
4,620円
→4,158円(税込)「友愛(Friendship)」
「四つの愛」の二つ目は「友愛」です。古代ギリシアのアリストテレス以来、「友愛(フィリア)」は、人間と人間を結びつけるかけがえのない絆として重視されてきました。現代は「友愛」が重視されなくなってしまった時代だというルイスの考えを踏まえつつ、「友愛」が私達の人生にとって持ちうる豊かな可能性にあらためて目を向けていきたいと思います。
●第5回
4,620円
→4,158円(税込)「エロース的愛(Eros)」
「四つの愛」の三つ目は「エロース」です。西洋の思想史において「愛」について考察するさいには、多くの場合、「エロース」と「アガペー」との対比が為されます。本書においても、最後の二つの章においてこの二つの愛の対比が為されています。キリスト教的な「与える愛」である「アガペー」と対比される「エロース」に関するルイスの考えを手がかりに、人生における「エロース」の意義について深く掘り下げていきます
●第6回
4,620円
→4,158円(税込)「恵愛(Charity)」
「四つの愛」の最後は「恵愛」です。この愛(神の愛)を理解することができれば、キリスト教の核心を捉えることができると言っても過言ではありません。世界と人生についての究極的な肯定としての愛という観点から、本講座の締めくくりとなるお話をさせていただきます。
※レジュメはございません。
※学び舎講座は、書くワーク、質問はございません。
※音声講座は「読むと書く」会員様のみお申込み頂けます。会員証をお持ちでない方は、 よりお申し込み下さい。
初めての方はアンケート・課題を当事務局で確認後のご入会およびご入金となりますので、お申込のタイミングにより、配信が遅れる場合がございます。お早めにお申込下さい。
※決済完了後、3営業日以内に聴講URLをメールでご案内致しますので、しばらくお待ち下さい。(コンビニ払いを選んだ方は、払い込みが完了した時点でお申込確定となります)
※レジュメはPDFをダウンロードする形でご用意致します。もし、プリンターがない場合は、コンビニプリントをご案内いたしますので、ご相談下さい。
※聴講はストリーミングのみとなります。ダウンロードはできません。
若松英輔「読むと書く」運営事務局
E-mail :info@yomutokaku.jp
営業時間:月−金/9〜17時(祝祭日・当社規定の休日を除く)
※営業時間外に頂いたご連絡は、翌営業日以降にご対応させて頂きます。